厚切りジェイソンが日本の四季に言及したことについて思うこと。

民族的な誇りのこびりついた人間には誇るに足る個人としての特性が不足しているのだ。…何一つ誇りとすべきもののない憐れむべき愚者は、たまたま自分の属する民族を誇りとするという最後の手段を命の綱と頼むのである(ショーペンハウアー) 先日、タレント…

騒音問題

私の住むアパートは道路に面しているのでかなりの騒音がする。車のエンジン音など茶飯事で、今この記事を書いている間にすら音が聞こえてくる。 別に騒音自体には文句を言うほどのものではない。エンジン音も不快な音というわけではない。しかし、中には我慢…

そわか式幸福論

庄兵衛はただ漠然ばくぜんと、人の一生というような事を思ってみた。人は身に病があると、この病がなかったらと思う。その日その日の食がないと、食ってゆかれたらと思う。万一の時に備えるたくわえがないと、少しでもたくわえがあったらと思う。たくわえが…

経済学とは何か~オイコノミアに為替の話が出てこない理由~

毎年多くの高校生が経済学部へ入学してくるが、きっと彼らの胸中には「経済学とはどのような学問なんなんだろう!!」と期待が膨らんでいるに違いない。さて、四年後、多くの経済学部卒業生の胸中には「経済学部とはどのような学問だったのだろう」という思…

英語の曖昧さ

もし会話の内容に誤解が生じたとして、英米人はその原因を話者に求める。よくある対比だが、日本人は曖昧ににものを言い、英米人ははっきりとものを言うらしい。だが、言語の特性から言って日本語の方がはるかに詳細に物事を語ることができる。 例えば人称の…

沼男(スワンプマン)から探るアイデンティティの拠り所

昨日の自分は果たして自分なのだろうか。人間は絶えず新陳代謝を繰り返す。古い組織は寿命を迎え、垢や排泄物として体外へ排出される。すると自分の身体は昨日とはわずかに異なるといえるのではないだろうか。昨日とはわずかに異なるが一昨日は?その前は?…

身体の外延性

今日スマホがフリーズしてしまった。残るは復旧しか手がないらしかったので復旧作業に移ったわけだが復旧作業中に再起動が起きて難を逃れた。 以前もスマホの電源を入れることができなくなり、新品と交換しなければならない機会があったが私がその時感じたの…

類似性と同一性

大学入試の題材となる国語の文章は総じて良作であることが多い。特にセンター試験の小説は素晴らしいと思う。表面を掬うのみでは勘違いを生み、その勘違いのせいで総崩れで点数を落とすことを経験した受験者も多いだろう。何を隠そう私にも覚えがある。20分…

現代のシンクロニティ~終末時計が大幅に進んだので~

世界恐慌・・・1929年 ブロック経済・・・1930年代 日本、国際連盟を脱退・・・1933年 ヒトラー、総統に就任・・・1934年 ヒトラーのみならず、各国で過激派の人物が次々と国家の権力を掌握する。 第二次世界大戦勃発・・・1939年 リーマンショック・・・200…

経済学的な正しさについて

経済学者がいってはいけない禁句として”経済学的に正しい”という文句があります。 なぜいってはいけないのでしょうか。 まず、経済学的に正しいことが正しいとは限らないことです。これは数学に置き換えれば簡単で、1+1=2は数学的であろうとなかろうと…

『沈黙』読解~なぜロドリコはキリストを踏むに至ったか~

1/21より遠藤周作原作、スコセッシ監督の映画『沈黙』が公開されました。初めて『沈黙』を読んで衝撃を受け、以来遠藤先生の作品群は数ある小説の中でも私にとって特別な意味を持つようになりました。 そんな私なので映画を初日に見に行きました。映画の感想…

トルーマンカポーティ『冷血』を読んで

たったいまこの本を読んだわけだが、得られたのは読破したという達成感だけでした。というのもこの小説、600頁超に及ぶ上に行間はぎちぎち、文字は小さめ、そしてなにより無味乾燥な小説であったので読み進めるのに苦痛を強いられた。私は小説を読むことは歩…